先日お会いした知人の方は、奥様から「ねえ、定年後は趣味を持たないと駄目よ!」と言われて
趣味を探しているとの事。
朗読の会に参加するつもりだそうです、入社以来営業畑一筋で来たので、人前で話すのに苦は無いし、声も大きい方なので、ぴったりだと奥様のご推薦だそうです。
家から自電車で20分の市民会議室に月二回集りだそうです。
「もう一つくらい何か探したほうが良いと家内に言われているんだけど、何か無いかな?」お会いして話しているときは、不思議に感じなかったのですが、何か腑に落ちないんです。
国語辞典で「趣味」は、仕事・職業ではなく、個人が楽しみにしている事柄。
楽しみにしている事柄になれば良いのですが、無理やり趣味を探すと言うのはどうも納得がいきません。
まさか、奨めている奥様がご主人を家に居させない為の考えだと悲しいのですが、定年後のご主人の事を心配してのことなんでしょう。
奥様のおっしゃるように、定年後に何かやりがいを持って生きると言うのは大事ですよね。
人のためになることも良いですが、自分のためになることを探すのは大事なことですよ。
きっと、奥様は長年働いて下さった、ご主人に定年後の生きがいを持って欲しいのかも知れません。
自分の事を考えると、私も趣味を探さなくては、仕事に関係することしかやってこなかったのですから。
皆さんも、一度お考えください。
趣味だと思っている事が、実は仕事だったりしませんか。